小学校受験って必要?

小学校受験とは?
言わずと知れた私立小学校に入学するための受験です。マスコミによって、お受験という言葉が生み出され広く浸透した今、お受験の方がピンと来る方も多いのではないでしょうか?現代の日本では、受験に「お」をつけた「お受験」、小学校受験を否定的に捉える方が多くいるように感じます。
なぜ「お」受験?
なんでそんなに疎まれてるの?
「お」受験が敬遠されるわけ
同じ受験なのに、明らかに中学校受験や高校受験とはまったく別の扱いになっています。その理由には、「親のエゴや体裁のために子どもが振り回されているから」という意見をよく聞きます。しかし、実はもっと簡単な理由なのです。それは、「周りのみんなが小学校受験をしないから」ただそれだけなのです。
日本人特有の意識から、小学校受験が敬遠されているのです。その証拠に、田舎へ行けば行くほど、「受験は高校受験からするもの」、それに対し都会では、「中学校受験、一部の地域で小学校受験」といった具合に、周りの環境に合わせて受験をする時期の「普通」が変わってくるのです。つまり、そのこと自体が親の体裁ともいえるでしょう。そして、小学校受験に反対する理由には、私立小学校をよく知らないからということも挙げられるでしょう。
たとえば・・・
ひと昔前に携帯電話が出始めました。当時の大人たちは「携帯電話なんて一刻を争う人だけが持つ特別なものなのよ。」と、携帯電話の存在自体を否定していました。その利便性などを考えることもなく。しかし、現在ではどうでしょうか。携帯電話を持つことが、当たり前の世の中になっています。
まさに、これと同じような状況なのが小学校受験です。費用が掛かるが、本当にそのものの良さがわかると、それを手にすること自体が普通になります。確かに、現在では小学校受験がまだ受け入れられにくい時代ではありますが、私立小学校の良さがわかると多くの人はそれを求めるようになるでしょう。
では、実際私立小学校は
当時の携帯電話のように本当に良いものなの?
公立と私立の違い
公立小学校の良いところ・公立小学校だからできることがいくつかあります。
公立小学校
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家から近い
学校まで遠い公立小は基本的には学区と言うものがあり、その学区内の小学校に登校することになるでしょう。すなわち、基本的には近くの小学校に通うことになります。家から近いということは、近所の子どもたちと交流をもつことができ、保護者も気軽に様子を見に行くことができます。
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学費がかからない
公立のため学費というものが必要なく、経済的観点からの人生設計がしやすいという利点があります。
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給食がある
朝食学校給食があることで毎朝のお弁当作りから解放される!そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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良い先生は良い
学校や保護者の中で有名な、「良い先生」という先生が公立小学校にも必ず存在します。そういった先生に担任をして頂けることもありますね。
では私立小学校だからできることは?
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二人の先生が教えるTT(ティーム・ティーチング)
TTとはTeam teaching の略。1学級に1人の教諭が授業を担当するのが通常ですが、TT制では1学級に2人以上の教諭で授業を展開します。1人が授業を行い、もう1人が巡回してサポートをします。
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教科ごとの「専科制」がある
全ての教科を担任教諭が受け持つのではなく、教科ごとに担当の教諭が替わることをいいます。その分野の専門家が授業を行うわけですから、工夫を凝らした授業展開が可能で、児童の理解度も深まることでしょう。小学校高学年になると専科制の制度を用いている学校が多くみられます。
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英語の授業は1年生から、先生はネイティブスピーカー
神奈川・東京・千葉のアンケート回答私立小学校19校のうち、13校が1年生から英語教育をスタートさせています。4年生以降から始める学校はわずか2校。また講師に英語を母国語とする「ネイティブスピーカー」を招いています。幼いころから正しい発音に触れ、話せる英語が身につくメリットがあります。
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オリジナルテキストを用意
私立小学校は目的に沿った教材開発をしており、オリジナルの教科書や教材を用意しているところがほとんどです。子どもたちのことを考えてカスタマイズした内容で、ときには教科書を副教材にすることもあります。
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心理・発達のプロによる教育相談
専門のスクールカウンセラーを配置して教育相談を行う私立小学校もあります。児童の心理や発達・学校教育に精通した専門家が面談や電話・メール等により保護者や教師からのあらゆる相談に応じている学校も少なくありません。
私立小学校の良さはわかりました。
しかし、受験準備のために幼児期からお勉強ってどうなの?
幼児期からのお勉強…
実は9歳の壁が大きく関わっているのです…。
9歳の壁とは?

「9歳の壁」という言葉をご存じでしょうか?
9歳の壁とは、小学校の3・4年生になって学校の勉強が急激に難しくなる時に現れる壁のことです。
では、なぜ3・4年生で急激に難しくなるのでしょうか?
それは、内容が具体的な物から抽象的な物へと変化していくからです。
具体的から抽象的に?

たとえば、低学年の時は九九を覚えるなど目に見えることや記憶することに重きが置かれています。しかし、9歳になると分数や大きな桁の計算が出てきます。それは、実際に目に見える物ではなく、頭の中で想像しなければなりません。実際に、リンゴを1/3に切ることもできないですものね。この「9歳の壁」を越えられるかどうかがその後の勉強力に関わってくると言えるのです。
この壁を越えることができると自分から自然と勉強する子へと育っていくことが多いのです。結果的に「塾に行きなさい!」「勉強しなさい」と言わずとも子ども自ら勉強する癖がつくので学習にかかる費用も軽減できますね。
9歳の壁を超えるにはどうすればいいの?
その壁を越える子と、越えられない子の差について研究したのが「どんちゃか幼児教室・理英会」を最初に作った横浜国大教授の伊藤忠彦先生なのです。その研究の中で、子どもの生活や学習などを紐解いていくと幼児期に学習(体験学習など)が行われていたのか?そうでないのか?が大きく関わっていたのです。
つまり、早い段階で学習体験をすることで9歳の壁を越えることができるのです。したがって、早期教育は受験のためだけの勉強ではないのです。子どもたちの将来を考え、9歳の壁を越えられるようにバックアップしてあげたいものですね。
未来のあるこども達に
年金・税金・貨幣価値・土地は、どれも社会情勢によって、大きく変化をするものばかりですね。
しかし、学力や考える力という財産は絶対になくならないものであり、いつも持ち歩くことのできる「最高の財産」であると考えます。
理英会では、未来ある子どもたちにその最高の財産を与えたいと考えております。